第41章

「写真? 言った枚数は言った枚数だよ。まさか、あんたの写真を保存して別のことに使うとでも思ってる?」

「いや、そこまでは……」

大島莉理は、そこまで自惚れてはいない。

……まあいい。

欲しいなら、くれてやる。

写真を受け取った田中辰哉は、わずかにうなずいた。

「よく撮れてる」

「先生、撮るの上手なんです。昔からカメラ担いで、こっそり私たちを撮るのが好きで」何がそんなに楽しいのかは分からないけれど、先生は飽きもせずそれを続けていた。

この写真は、半年ぶりに先生がシャッターを切った一枚だった。大島莉理の胸の中は複雑で――それでも、嬉しさのほうがずっと大きい。

ふと、自分が取り戻...

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